【FFT獅子戦争】FF史上屈指の名シナリオ、幻影戦争プレイヤーにこそプレイして欲しい|50時間プレイレビュー

TOTAL

3.2/5

ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争(iOS版)

商品レビュー

  • 重厚な設定とストーリー
  • 自由度の高い転職システム
  • 「やや難しい」な絶妙な難易度
  • PSタイトルと考えても使いづらいUI
  • 見づらい戦闘MAP

4/5

ゲーム性

2/5

快適性/UI

3/5

グラフィック

4/5

音楽

1997年にPlayStationで発売され、PSPでリメイクされ、スマホに移植された本作。

筆者はPSPとスマホ(iOS)でプレイしているが今回はiOS基準。

過去のタイトルのため、どうしても点数は低め……だが点数ほど駄作ではない。

(この辺りの点数付けは難しい……)

PSP版は不具合からバトルで処理落ちすることが多かったのですが、スマホ移植でそれを含む一部不具合は解消済み。

コンシューマからスマホに移植されたタイトルのため、お世辞にもUIや操作が快適とは言いづらい。
(スマホ用にチューニングしているが完成度としては50%ほど)

その反面、練り込まれた世界観と、複雑そうに見えて展開自体はシンプルなシナリオはプレイする人を引き込む力が確実にある。

また育成に関しても基本的に転職が自由に行うことができるため、育成の幅は広い。

ただし強い職業(キャラクター)は決まっているため、最終的には似たり寄ったりな性能になってしまうのはやや残念なところではある。

プレイヤー自身で縛りプレイなどをすることで楽しめるという点においては、自由度の高いタイトルとも言える。

総じて時を経ても魅力的と感じる部分は多く、UIや操作性に我慢できるならオススメできるタイトルとなっている。

この記事の内容

タイトル情報

製品名ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争
プラットフォームiOS
ジャンルシミュレーションRPG
発売元スクウェア・エニックス
開発元スクウェア・エニックス
発売日2011年8月4日(※iOS版)
CEROB(12才以上対象)
Apple Store評価3.0/5

ゲーム概要

物語を進めながら都度バトルが行われるストーリー主体のタクティカルRPG。

バトルはスピード順に1キャラクターずつ動かすことができ、マップごとに設定されている条件を満たすことでクリアとなります。

行動がスピード順となるため、スピードのパラメーターさえ高ければ、他のキャラクターが1回行動する間に、2回行動するこもと可能。

マップには高低差もあり、キャラクターのステータスには移動距離(MOVE)だけでなく移動できる高さ(JUMP)も存在します。

職業は物語を進めることで追加されていき、主人公ラムザをはじめ、基本的にどのキャラクターでもどの職業にも転職することができます。

職業の自由度の広さが本作の魅力の1つであり、アビリティは他の職業に転職しても一定数は身に着けることができるため、様々な職業に就くメリットがあります。

ただし、職業ごとのバランスが完全に取れているとは言いづらく、一部の職業に人気が偏っていることも事実。

また魔法が「必ず範囲に影響を与える」「詠唱時間が必要」という2つの問題があることから、必然的に物理攻撃が優先になる傾向にあります。

「必ず範囲に影響を与える」がくせ者で、近接攻撃を主体とするキャラクターが敵に隣接していると、魔法が撃ちづらいというジレンマがあります。

せめて魔法は「単体」か「範囲」かを選択できれば、より使いやすいものになったかと思います。

バトルの難易度としては「やや高め」といったところです。

フリーバトルで経験値を得らえるため、鍛え上げればストーリークエストは楽になり、フリーバトルをほとんどしないと歯ごたえのある難易度になっており丁度良いとも言えます。

ただし、物語中盤あたりのとあるボスが異常に強いことから、フリーバトルをほとんどしない場合はかなり苦戦を強いられることになりますので要注意。

フリーバトルはエンカウント式で、「逃げる」という概念がないことから、フリーバトルを全く行わないことは仕様上できません。

シナリオにおける設定の選択とセリフまわりのセンスの良さ

本作のストロングポイントはそのシナリオにあります。

物語はイヴァリース王国という1つの王国内で起きた内乱(獅子戦争)を中心に描かれます。

物語の詳細はプレイして確かめて欲しいのでここでは割愛。

1つの国の内乱を描くということで、言葉だけで見ると規模感は小さいと感じるかと思います。

実際、規模感としては小さいのだと思います。この手の物語では国VS国を描くのがポピュラーですからね。

ただ、国VS国を描こうとして「あれ?ご近所同士でケンカでもしているの?」と感じさせてしまうくらいなら

1つの国の内乱を描いた方が潔い良いとも感じます。
(本作はそのような理由で国の内乱を描いている訳ではないとは思いますが)

少々話題はそれますが、私が本作を改めてプレイしようと思ったきっかけとして《FFBE幻影戦争》の存在があります。

《FFBE幻影戦争》は、スマホアプリで展開しているシミュレーションRPG。

物語の土台は異なりますが、明らかに本作《FFT獅子戦争》を意識したスクウェア・エニックスの作品です。
(実際に本作のキャラクターもコラボとして登場していますが違和感ありません)

《FFBE幻影戦争》は一言で表するならシナリオも演出もチープです。

シナリオの言葉のチョイスも現代風で深みが無く、演出も村同士の争いを描いているような小規模感です。

そこで類似作である《FFT獅子戦争》はどうだったかと改めて確認するため再びプレイしました。

本作をプレイして感じたのがセリフひとつ取っても「それっぽさ」があること。

あくまでも「それっぽい」というだけなんです。でも些細な「それっぽさ」だけで感じ取る印象はガラっと変わります。

また、本作は一見複雑そうな展開になりますが、適度な複雑さであり理解することが難解になりすぎていないことも特徴です。

途中で割愛されている描写もあるのですが、そこはプレイヤー自身が脳内補完して楽しめるレベルに収まっています。

つまりやっぱり「それっぽさ」が丁度良いんですよね。

話の展開も、物語のラストも非常に興味深く、中毒性のあるシナリオになっています。

描写が足りない部分など補完等して現代の技術でリメイクして欲しいくらいです。

欲しいくらいですが……メインの松野氏が担当できるとも思わないため難しいでしょうね。

一部のキャラが突出して強いがそれでも難易度は高めなバトル

ゲーム概要にも書いた通り、バトルに関してはフリーバトルで鍛えれば「オレツエー」できます。

逆にエンカウントしてしまったフリーバトル以外はやらないという方針だと非常に難しいゲームです。

私自身は久しぶりのプレイであったことから、かなりフリーバトルをこなしてPSP版から追加された「暗黒騎士」に転職できるほど鍛え上げました。
※「暗黒騎士」は転職できるまでの条件がかなり厳しい

そして某キャラや隠しキャラもフルで使用して、もうそりゃ全力でラスボスを倒しました(笑)

(バルフレアの画像)FF12に登場したバルフレアが隠しキャラで登場。時系列としてはFF12の後に位置する。

逆にそれでも雑にプレイするとアッサリと倒されてしまう場面もあったことから、やはりシミュレーションRPGとしては難易度はやや高いかなと。

この作品にはネームドキャラ(物語で登場する名前付きのキャラクター)と、街などで雇える汎用キャラの2パターンが存在します。

強制出撃なのは主人公であるラムザだけなので、ラムザ以外は汎用キャラで埋めることも可能です。

汎用キャラは名前も決められるため、好きな名前をつけて汎用キャラで攻略しても面白いかもしれません。

ネームドキャラは特殊な職業に就いていることだけが特徴で、ステータスはそこまで大きな差はありません。

汎用キャラオンリーでも十分にクリアできるようになっています。

難易度を自分好みに調整できるのが本作で気が利いているポイントのひとつかなと思います。

本作のオススメ度は?

純粋なオススメ度としては50~60%といったところ。

シナリオやバトルにオススメできるポイントは多いものの、総評等でも書いた通りUIや操作性が悪すぎる。

フリーバトルもオートバトルで放置できれば嬉しかったが、オートの仕様がここ最近のスマホアプリと比較すると流石に古すぎて使いづらい。
(もともと放置ゲーじゃないですからねぇ、移植時に改修して欲しかった)

以上の点から、普通の人に絶対的にオススメできる作品ではありません。

その代わり、《FFBE幻影戦争》をプレイしている人には是非ともプレイして欲しい作品となります。

特にシナリオの部分。

本作も《FFBE幻影戦争》もやりたいことが似ているのです。

本作はラムザとディリータの物語。本来はダブル主人公にして、両視点から物語を描きたかったそうですが、開発期間等の関係でディリータ編はオミットされたそうです。

《FFBE幻影戦争》もモントとシュテルのダブル主人公……と言えなくもありません。

モントもシュテルも主人公(?)と思えるレベルなのは突っ込まないでください。

FFBE幻影戦争》が描きたかった方向性は、実は本作に詰まっているんではないかと。

その意味で《FFBE幻影戦争》プレイヤーにオススメです。本来の《FFBE幻影戦争》があるべき姿を確認してください。

後は《FF12》が好きな人にもオススメです。PS4でリメイクされた《FF12 ザ・ソディアックエイジ》をプレイされた方なら尚更。

そもそも同じ世界観を共有する作品同士なので、間違いなく楽しむことができます。

なお、今すぐプレイしたい人以外は、セールの時期に購入することをオススメします。

定期的にセールは開催されていますし、50%オフなんてのも珍しくありません。

iPhone・Andoroid版で約1,500円、iPad版で約1,800円なので、アプリにしては少々お高めですからね。
(私もセールで購入して長く眠らせていたクチです)

セールは「ゴールデンウィーク」「夏休み」「年末年始」あたりが開催されやすいですよ。

FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争

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SQUARE ENIXposted withアプリーチ

FFT獅子戦争_ブログ表紙

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この記事を書いた人

ゲーム大好きパパゲーマー『まげる』が、独断と偏見でお送りするゲームブログです。

メインはプレイしたゲームの感想レビューとなり、ゲームに特化した記事を投稿しています。

ゲームに対しては甘口ですが、開発者に対しては辛口傾向にあります。

一応、10年以上ゲーム業界で働いているゲーム屋でございます。
(だから開発陣には身内感あってちょっと辛口)

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