【キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS】ぶっ飛んだ良作キャラゲー|30時間プレイレビュー

TOTAL

3.5/5

キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS

  • キャラゲーとして完成度が高い
  • 必殺技の演出に爽快感がある
  • サッカーゲームとしては質が悪い
  • ゲーム初心者には難易度が高め

4/5

ゲーム性

3/5

快適性/UI

3/5

グラフィック

4/5

音楽

10年ぶりに『キャプテン翼』のゲームが家庭用ゲーム機に帰ってきた本作。

ウイイレやFIFAのようなサッカーゲームに《キャプテン翼》らしさを取り込んで、全く新しいサッカーアクションとして新生。

ストーリーモードは中学生編から原作とは異なるオリジナルの世界編まで収録。

自身の分身であるオリジナルキャラクターを育成できるうえに、世界編ではゲームオリジナルのキャラクターや必殺技も登場する。

ライトゲーマーにはやや難易度は高めですが、《キャプテン翼》らしい迫力のある良作キャラクターゲームとなっています。

この記事の内容

タイトル情報

製品名キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS
プラットフォームPS4|Nintendo Switch
ジャンルサッカーアクション
発売元バンダイナムコエンターテインメント
開発元タムソフト
発売日2020年8月27日
CEROA (全年齢対象)
Amazonレビュー(JP)3.2
Metacritic(メタスコア)71
Metacritic(ユーザー)7.6
※Amazon、Metacriticは、2020年9月2日時点での点数

原作の+オリジナルを融合させたストーリーモード

本作には2種類のストーリーモードが用意されています。

  • EPISODE OF TSUBASA
  • EPISODE OF NEW HERO

《EPISODE OF TSUBASA》は2018年のアニメを原作としたキャプテン翼の中学生編を収録。

小学生編に関しては、ナレーションとムービー等で保管されており別途楽しめるようになっています。

©高橋陽一/集英社・2018キャプテン翼製作委員会 ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

《EPISODE OF NEW HERO》はオリジナルキャラクターを育成できるモード+世界編の前後制。

《EPISODE OF TSUBASA》の後のお話となっており、前半は松山のいる『ふらの中学校』、三杉のいる『武蔵中学校』、日向のいる『東邦学園』の3つから所属する中学校を選択して、オリジナルキャラクターとして各中学校で勝利を目指すストーリー。

最終的には大空翼ひきいる『南葛中学校』と戦うことになります。

©高橋陽一/集英社・2018キャプテン翼製作委員会 ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

そして後半は世界編となり原作にあったフランスJr.ユースが中止となり、アメリカで同学年(中学生)の世界大会が開催されるという完全オリジナルストーリー。

『ドイツのシュナイダー』『イタリアのヘルナンデス』『アルゼンチンのディアス』など、原作ではお馴染みの海外キャラクターが登場しつつも、本作のオリジナルキャラクターも複数登場。

松山、三杉、日向とチームメートになることや、原作でも登場しない海外キャラクターが登場するなど、原作では体験できない全く新しい物語を見ることができます。

©高橋陽一/集英社・2018キャプテン翼製作委員会 ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

世界編に関しても、原作のJr.ユース編とワールドユース編をうまくミックスしたような設定となっており、ドイツのみならずブラジルも登場。

普通に進めれば決勝はドイツと戦うことになりますが、交流するキャラクター次第で決勝の相手が変わるマルチストーリーを採用しています。

©高橋陽一/集英社・2018キャプテン翼製作委員会 ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

海外選手もオリジナル選手を取り入れつつ、海外選手同士の関係性も可能な限り深堀りされており、これに関しては《テクモ版キャプテン翼》以上。

世界編だけで見るとボリュームが少なめですが、続編でさらに広がることを期待したいようなストーリー展開になっています。

原作以上の必殺技演出

本作の際立った点として、必殺技の演出があります。

ドライブシュート、タイガーショット、イーグルショットなど、原作でお馴染みの必殺技を非常に派手でクオリティの高い演出で放つことができます。

本作の秀逸なところとして、必殺技の演出がサッカーアクションのテンポを阻害しないところ。

派手なカットイン演出が入るものの、その長さが絶妙で何度見ても飽きない、そして試合の邪魔にならない尺におさまっています。

簡単に言えば「めちゃくちゃカッコいい!」ので、何度でも見たくなる必殺技も多くあります。

また原作にも《テクモ版キャプテン翼》にも登場しない必殺技も多数登場。

原作でも見たことがないシュートの仕方をするシュートもありますが、どれも「カッコいい!」の一言。

個人的に特にお気に入りなのが、とある敵キャラクターが放つ本作オリジナルの必殺シュート。撃たれるとかなりの確率でゴールされるのですが、かっこよすぎて撃たれても悔しくありませんでした。

ただし、少し残念だったのが試合中のストーリー演出。

試合中たまに強制的に『ドリブルしながら会話→アクション(シュートなど)』というストーリー上の演出が入ります。

この『ドリブルしながら会話』のシーンだけ、スピード感や迫力が薄いのが少々残念でした。

イメージとしてはテクテクとドリブルしながら会話している感じ。次回作があれば改善して欲しい演出のひとつです。

サッカーアクションの難易度はやや高め

本作はウイイレやFIFAのようなサッカーゲームを採用しつつも、それら普通のサッカーゲームとは全く違った「サッカーアクション」というジャンルになっています。

ウイイレやFIFAのような本格的なサッカーゲームをイメージすると拍子抜けすること間違いなし。

まず最大の特徴としてファウルが存在しません。どんな乱暴なタックルをしてもファイルになりません。選手が吹き飛ばされて終わりです。

コーナーキックからも直接シュートはできません。パスのみです。

オフサイドは辛うじて存在しますが、あまりオフサイドになるシチュエーションはなく、オフサイドトラップを仕掛けられるような細かい指示もできません。

味方選手が相手選手の裏を抜け出すような動きもしません。スルーパスはシステムとしてはありますが、あまり活用できるシーンはありません。

このようにサッカーゲームとしてはかなり乱暴なつくり方をしている一方、必殺シュートはシュートボタンを溜めるだけで撃てるなど簡単操作にしています。

またボールを保持している際に相手がやってくることは2つ「ショルダーチャージ」か「タックル」です。

「ショルダーチャージ」はドリブル回避のアクションでかわすことができ、「タックル」はダッシュアクションでかわすことができます。

覚えてしまえば簡単に抜き去ることができるのですが、かわすタイミングがシビアなため多少の慣れとプレイヤースキルが必要となります。

普通のサッカーゲームを連想していた人にとってはクソゲーに思えること間違いなし。

正直、私も最初はクソゲーだと思いました。

しかし、本作のジャンルは『サッカーゲーム』ではなく『サッカーアクション』です。

言い換えれば『サッカーっぽいアクションゲーム』です。

慣れてしまえばこの大味な『サッカーアクション』が楽しくなってきますし、プレイの幅も広がっていきます。

ちなみに、本作で一部厳しい仕様なのがストーリーモードで難易度が変更できないこと。

前述した通り、プレイには慣れとコツと反射神経が必要となってきます。

その割に試合に負けるとその相手と再び試合のやり直し。

《テクモ版キャプテン翼》は経験値が取得できてレベルが上がるシステムになっていたので、いつか能力が上がり勝てるようになりますが、本作はそうはいきません。

勝つためにはプレイヤースキルを上げる必要があります。

原作好きなライトゲーマーのために「負けたら試合の難易度が下がる」などの救済があっても良かったと思えます。

本作のオススメ度は?

本作は《キャプテン翼》と《サッカーアクション》を融合させた、全く新しい《キャプテン翼》のゲームです。

濃厚なストーリーモードに加えて、派手で爽快感のある必殺技が簡単に撃てることが最大の特徴。

ゲームも初心者には難易度がやや高いものの、コツを掴んでしまえばすぐにゴールが量産できるようになります。

久しぶりに《キャプテン翼》のゲームで遊んでみたいと思った方は買いの1本。

バンナムのキャラゲーと言えばクソゲーも多いですが、本作は良い意味でクソゲー感があります。

そして何より製作者の『キャプテン翼愛』が伝わる良作キャラクターゲームとなっています。

\本作が気になる方はこちらから/

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バンダイナムコエンターテインメント
キャプ翼RONCブログ表紙

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この記事を書いた人

ゲーム大好きパパゲーマー『まげる』が、独断と偏見でお送りするゲームブログです。

メインはプレイしたゲームの感想レビューとなり、ゲームに特化した記事を投稿しています。

ゲームに対しては甘口ですが、開発者に対しては辛口傾向にあります。

一応、10年以上ゲーム業界で働いているゲーム屋でございます。
(だから開発陣には身内感あってちょっと辛口)

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